2021年6月初め、中米のエルサルバドルの議会がビットコインを法定通貨として採用する法案を可決しました。

今回はこちらの件について、少し掘り下げてみたいと思います。

 

 

エルサルバドルとはどんな国?

日本ではあまり馴染みの無い国ですよね。

中央アメリカ中部に位置し、グアテマラ、ホンジュラスと国境を接し、南は太平洋に面しています。

日本の九州の約半分の国土に約660万人が暮らす、中米で一番人口密度の高い国です。

1980年から92年の和平合意締結まで、政府軍とゲリラ勢力との間で激しい内戦が続けられ、約7万5000人が犠牲になり、その傷跡は深く、現在も経済復興と治安回復が大きな課題となっています。

 

 

エルサルバドルでビットコインが法定通貨になるということは、ビットコインが米ドルと並んで正式な通貨になるということです。

エルサルバドルで販売されるすべての商品やサービスがビットコインで購入できます。

また法定通貨ですから、販売者は支払い受付を断ることが出来ません。

これは歴史的な出来事として、世界中に知れ渡ることとなりました。

通貨の歴史が変わる可能性がある大きな一歩です。

 

 

エルサルバドルでは現在70%の人が銀行口座を持っておらず、ビットコインが金融包摂に貢献できるかもしれない。

銀行口座を持てない人口が多いのは、発展途上国で良く見られる事です。

日本では考えられないですね・・・

 

 

エルサルバドルのブケレ大統領は下記の声明を出しております。

「多くの仕事を生み出すとともに、正式な経済圏の外で生活を余儀なくされている数千人に金融サービスを提供することができるようになる。中長期的には、今回の小さな決断が人類を正しい方向に少しでも歩ませるきっかけになると信じている」

 

まさに今後の人類の通貨の変わる大きな一歩かもしれません。

導入後の動向も注目してゆきたいと思います。

 

 

 

 
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